おいしいおにぎりに隠された、想いとこだわり|pukutto食堂|大倉山

2022年2月7日から3月31日の、凡そ1か月間に亘り実施された『大倉山春のcafeまつり』。

大倉山、大曾根にあるカフェ4店舗(ありをり と ゆるり喫茶ぽるくOTTOTTO COFFEE(居酒屋「男魚魚」が営業する昼のカフェ)、pukutto食堂)で共催されたスタンプラリーは、連日多くのお客様が参加され大きな話題となりました。

そんなイベントの中心人物のひとり、
pukutto食堂』の店主、坂口 萌さんに会いにいきました。

文章:myourenjar 写真:myourenjar 構成:myourenjar


元SEがカフェ店主になるまで

─── pukutto食堂を始めた経緯は?

萌さん:「大学卒業してから、SE(システムエンジニア)の仕事をしていました。
職場の人には恵まれていたけれど、エンドユーザー(お客様)には合わない仕事だったので、4年ほど続けているうちに無性に『人に会いたい』『人が集まる“場”を作りたい』と思いが沸々と強くなっていきました。」

自家製ビネガードリンクやデザート、美味しいものが揃っています。

「SEを辞め、この先どうしようかなと模索していた時、

この場所で姉が設計事務所を営んでいたこともあり、事務所の賄いや知り合いの食事を作る“限られたまちの社員食堂”的な食事作りを始めました。

飲食は未経験でしたが、毎日作り続けていくうちにありがたいことに『本格的にカフェをしてほしい』と声をかけてもらうようになって、

より一層『人が行き来するような場所作りをしたい』という思いが強くなり、この店を始めることになったんです。」

本で読んだ“pukutto”という言葉が気に入り、店名に起用したのだとか。

食いしん坊が作る、おにぎり

2015年にOPENしたpukutto食堂。

明るい陽射しがたっぷりと差し込む、洗練されているけれど肩ひじはらなくてよい。そんなゆったりとした空間でいただけるのは、萌さんの地元九州の郷土料理や、お店自慢のおいしいおにぎり

おにぎりの定食

萌さん:「私は4姉妹の3女で、幼い頃から4姉妹の中で1番の食いしん坊でした。特に『お米』にうるさい子で(笑)

炊き立ての美味しいご飯が大好きで、小学生のころはおかずなしでもご飯を3杯食べるくらい白米が大好きで、お米に対するこだわりが強かったんです。」

「大のお米好きということと、

姉の子供がアレルギー持ちだったことだったこともあり、安心した食の提供できると感じた“和食”を軸としたカフェで、

美味しいお米で握った「おにぎり」を提供したい。という構想を形にしていきました。」

萌さんの笑顔に、料理に、いつも元気をいただいています。

美味しいおにぎりに欠かせないモノ

萌さん:「カフェを始めたいと言っても、飲食の経験があるわけではなかったので、
三軒茶屋にある『かみむら食堂』で1年間修行をしました。

ここでは野菜を切ることから始まり、調味料は何を使うかなど、料理の基本を一から学びました。料理のノウハウだけでなく、食材選びやレシピ作りをする上での考え方など。ここでの経験は、今の私の軸になっていますね。」

「料理に対するこだわりは、『これ、どうやって作っているんですか?と聞かれたときに答えられないものは、出さないこと

当たり前のことかもしれませんが、使っている全ての食材を知ること、すべての工程に携わることを大切にしていて、これは開店当初から続けていることです。」

萌さんが絶大の信頼を寄せている「しのさんちの海苔

「修行中は、おにぎりのイロハも学びました。その中の教えのひとつが『海苔を探すところからはじめなさい』ということでした。

おいしい海苔を探す中で出会ったのが、『しのさんちの海苔』。

長崎県島原市の海苔養殖家「しのさん」は、18歳のころから海苔を作り続けて半世紀。有明海の水質と干満差を利用して作られた有明海産海苔の美味しさは格別です。

pukutto食堂では、板のりをオーブントースターで焼いて香ばしさと旨味を引き出してからお出ししています。」

萌さんの握るおにぎりは、優しくておいしくて元気がでる。小さなお子さんから年配の方まで、幅広い年齢のお客さまから愛される、pukutto(ぷくっと)ご機嫌になる。そんなおにぎりです。

「お米は開店当初から変わらず、農家産直米すえひろさんの美味しいお米を使わせていただいています。

美味しくて安全な厳選されたお米であることはもちろん。季節毎に楽しめる新米はどれも絶品!

顔が見える生産者さんが愛情込めて作られた海苔とお米を使って、愛情込めて握っているおにぎり、ぜひ一度食べていただきたいです。」

pukutto食堂にainiko

─── 大倉山では、店舗の垣根を越えた楽しいイベントが続いていますね。

萌さん:「いろんな形のコラボやイベントが開催される度に刺激を受けています。

自分が参加させていただくイベントも、そうでないものもあるけれど。結果、このまちが盛り上がればそれ以上に嬉しいことはないと思っています。

このまちが大好きなので、お客様や、このまちの仲間たちと一緒に楽しみながら挑戦できる環境がとてもありがたいです。」

「夢はなんですか」とお伺いしたあと、

このまちのために自分のできることはなんだろう、、、自分ができる仕事ってなんだろう。』と、少し沈黙の時間が流れた。

これからの自分の使命と向き合う、等身大の萌さんの姿が垣間見れた瞬間でした。

これが彼女の原動力なんだなと。

連日お客様が賑わう人気店でありながらもそれに満足することなく、

このまちでの自分の役割や可能性を模索し続け、このまちに必要なものを常に考えている。見た目の可愛らしさとは相反する、芯の強さと、まちへの想いを感じました。

人が人を想って うまれる「なんか いいな」。

そんな「pukutto(ぷくっと)」な気持ちを体感しに、会いに行ってみてはいかがでしょうか。

pukutto食堂
住所:〒222-0037
神奈川県横浜市港北区大倉山3-5-11-A
Instagram:pukutto_ookurayama

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